QUICK資産運用研究所=西本ゆき、西田玲子
SBIホールディングス(8473)は31日、「ひふみ投信」(9C31108A)などを運用するレオス・キャピタルワークス(東京・千代田)の発行済株式総数の51.28%を取得し、連結子会社化すると発表した。コロナショックによる市場の動揺が続くなか、年度末に飛び込んできたこのニュースにネット上は騒然となっている。
SBIはレオスの株式取得について、「(M&A=合併・買収) の対象領域の一つとして資産運用事業を掲げ候補先の検討等を進めてきた」としている。株式の譲渡は4月30日を予定しており、取得金額は明かされていない。レオスの主要株主はISホールディングス。
レオスの藤野英人社長は自身のフェイスブックで、「特に経営上や財務上の問題があったということはまったくなく、当社側も前向きに考えています。特に経営体制やブランドなども変わらず、SBI支援のもとさらにみなさまに愛される運用会社を目指していこうと考えています」とコメントした。レオスは2018年12月に東証マザーズ市場への上場を予定していたが、直前になって延期した経緯がある。
レオス子会社化のニュースに、ネット上はにわかに盛り上がっている。ツイッターでは「ビックリした!」、「意外な展開」など驚きの投稿が相次ぐ。「ガッカリ」、「(レオスの)独自性がなくなると魅力がなくなる」、「藤野さん辞めるのかな」といった心配の声も多い。
レオスが運用する投資信託については、「どんな運用になるのかな」、「積み立てをしている人も多いし、気になる」、「株主が誰だって、投資哲学、投資にブレがなければどうでもいい」などの意見が出ている。
SBIによるこのタイミングでの子会社化を巡っては、「売主がコロナショックで資金不足か?」、「子会社にしてからレオスを上場させるのかな」、「SBIが地域金融機関の囲い込みを進める戦略と解釈」といった憶測が流れている。
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