個人投資家に人気の投資信託「ひふみ」シリーズを運用するレオス・キャピタルワークス(東京・千代田区)が2日、東京証券取引所へ上場を申請したと発表した。同社が運用する公募投信は8月末時点で10本、純資産総額は1兆円を超える(図参照)。
レオスは2003年4月設立の運用会社で、最大規模の国内株式型(QUICK独自の分類)ファンドである「ひふみプラス」や、直販の「ひふみ投信」を運用している。ここ数年で海外株式型ファンドや、複数資産に分散投資するバランス型など多彩なファンドを相次いで投入した。
レオスの上場申請は今回で2度目。2018年11月19日に東京証券取引所が上場を承認し、同年12月25日に東証マザーズ市場への上場を目指していたが、直前の12月20日に延期を発表した。20年3月にはSBIホールディングス傘下に入り、改めて新規株式公開(IPO)を目指していた。