【日経QUICKニュース(NQN)】投資信託「ひふみ」シリーズを運用するレオス・キャピタルワークスは23日、藤野英人会長兼社長が2023年1月からひふみ投信マザーファンドの運用責任者に復帰すると発表した。22年4月に藤野氏は運用体制を強化する一環として、ひふみ投信の運用責任者を離れて「ひふみ」シリーズ全体の運用を統括する立場となっていた。
レオスが運用する日本株の公募投信「ひふみプラス」の純資産残高は22日時点で4611億円。大手証券やネット証券、銀行などで幅広く取り扱っているものの、基準価格は昨年末から22日までに13%超下落している。藤野氏は発表資料で、復帰について「より運用現場に近い環境で立て直しをする」と指摘。そのうえで「長期にわたるものではなく、いずれ運用責任者を引き継ぐための過渡的なもの」だと説明した。