QUICK資産運用研究所=西本ゆき
ティー・ロウ・プライス・ジャパンが運用する「ティー・ロウ・プライス 米国成長株式ファンド<愛称:アメリカン・ロイヤルロード>」(AW31119C)の純資産総額(残高)が3000億円を突破した。21日の残高は3049億円。コロナ禍による不安定な相場でも資金流入が続いている。
同ファンドは主に米国株式のうち成長性が高いと判断した企業に投資する。最新の月次レポート(4月30日時点)では、組み入れ首位がアマゾン・ドット・コム、2位がマイクロソフト、3位がグーグルの親会社アルファベットと続く。販売会社はみずほ銀行とみずほ証券の2社。
21日時点の年初来リターンは1.55%のプラス。3月下旬に約25%のマイナスに落ち込む局面もあったが、徐々に持ち直している。
運用開始は2019年12月で、当初設定額(1482億円)は年間最大だった。今年に入ってからも5月21日時点の推計で1481億円の資金流入超となり、ETF(上場投信)を除く国内公募追加型株式投資信託の中で最も多い。
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