日興アセットマネジメントが運用する「グローバル・プロスペクティブ・ファンド (愛称:イノベーティブ・フューチャー)」(02312196)の純資産総額(残高)が4000億円を突破した。1日の残高は4039億円。販売会社はみずほ証券1社のみ。
国内公募の追加型株式投資信託(ETF除く)のうち、5月の資金流入(推計値)は2番目に大きい203億円だった。2019年6月の設定から1年足らずで4000億円台に乗せ、先進国株式型(QUICK独自の分類)では5番目の大きさとなった。
同ファンドは世界の株式のうち、劇的な生産性向上や急激なコスト低下などの「破壊的イノベーション」を起こしうる企業に投資する。最新月次レポート(4月30日時点)では42銘柄に投資しており、組み入れ上位には、自動運転を手がけるテスラや決済サービスのスクエア、ゲノム(遺伝情報)解析装置製造大手のイルミナなどが並ぶ。運用の約9割が米国への投資だった。
1日の基準価額は1万2793円と設定来の最高値まで上昇し、年初来リターンは19.3%のプラス。3月19日に設定来最低値(7233円)をつけてからは76.9%上昇している。(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)