日興アセットマネジメントが運用する「グローバル・プロスペクティブ・ファンド(愛称:イノベーティブ・フューチャー)」(02312196)の純資産総額(残高)が5000億円を突破した。9日の残高は5003億円。6月1日に残高4000億円を突破してから1カ月あまりで残高を1000億円積み増し、国内公募の追加型株式投信(ETF除く)で10番目の大きさとなった。販売会社はみずほ証券1社のみ。
同ファンドは世界の株式のうち、劇的な生産性向上や急激なコスト低下などの「破壊的イノベーション」を起こしうる企業に投資する。最新の月次レポート(5月29日時点)では、米国への投資が9割近い。組み入れ銘柄数は43で、上位には自動運転を手がけるテスラ(TSLA)や決済サービスのスクエア(SQ)、オンライン教育プラットフォームを提供するトゥーユー(2U、TWOU)などが並んだ。
9日時点の年初来資金流入額(推計値)は500億円を超え好調で、基準価額は1万6133円と設定来高値(19年6月28日以降)を更新。年初来リターンは50.4%のプラスで、年初来最低値(7233円)をつけた3月19日からは123.0%上昇した。
(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)