アセットマネジメントOneが運用する「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(年2回決算型)(為替ヘッジなし)<愛称:未来の世界(年2回決算型)>」の純資産総額(残高)が2000億円を突破した。26日の残高は2000億円。販売会社はみずほ証券とみずほ銀行の2社。
同ファンドは世界の株式のうち、競争優位性や成長力などから選定した企業に投資する。最新の月次レポート(7月31日時点)では、約6割が米国への投資で、業種別では情報技術が4割近くを占める。組み入れ銘柄数は35で、ネット通販最大手の米アマゾン・ドット・コム(AMZN)や中国オンライン教育大手の好未来教育集団(TAL)、米クレジットカード大手マスターカード(MA)などが並ぶ。
26日時点の年初来リターンは29.1%のプラス(分配金再投資ベース)。2018年8月に新規設定してから、今年の3月に初めて分配金を支払った。決算日の分配金は1万口あたり200円だった。
「未来の世界」シリーズには投資地域や決算回数などが異なる8本があり、「未来の世界(年2回決算型)」の残高はこのうち3番目の大きさ。年1回決算で為替ヘッジなしの「未来の世界」(47316169)の残高が5732億円(26日時点)で最も大きく、国内公募の追加型株式投信(ETF除く)で4番目の大きさだった。また2番目に大きい「未来の世界(ESG)」(47311207)は、7月に今年最大かつ歴代2位の当初設定額3830億円で運用を始め、残高5000億円に迫る勢いで資金流入が続いている。
(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)