日興アセットマネジメントが運用する「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド<愛称:ゼロ・コンタクト>」の純資産総額(残高)が2000億円を突破した。23日の残高は2000億円。今年7月31日に運用を始めたばかりのファンドで、販売会社はSMBC日興証券1社のみ。
同ファンドはコロナ禍を経て注目が集まるデジタルトランスフォーメーション(DX)関連企業のうち、飛躍的な成長が期待できる「非接触型」ビジネスを手掛ける企業に投資する。最新の月次レポート(8月31日時点)によると、投資国・地域では米国が66.2%、中国が16.5%と続く。組み入れ銘柄数は66で、1位はネットゲームや電子商取引(EC)を手掛けるシンガポールのシー(SE)、2位は米ビジネス対話アプリのスラック・テクノロジーズ(WORK)、3位は米動画配信機器のロク(ROKU)だった。
9月23日までに新規設定した2020年のファンドでは2番目に大きい895億円の当初設定額で運用を始めた。同日時点の設定来資金流入額(推計値)は1958億円にのぼる。基準価額は1万388円で、設定時の1万円を上回っている。
(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)