ピクテ投信投資顧問が運用する「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」(グロイン)が月次ベースで資金流出に転じた。10月の流出超過額は49億円(推計値)で、流出超になるのは2017年9月以来3年1カ月ぶり。
同ファンドは電力やガスなど世界の高配当利回りの公益株に投資する。10月30日時点の純資産総額(残高)は9629億円と、国内公募の追加型株式投資信託(ETFを除く)で最大規模だった。
直近10月の決算で1万口あたりの分配金は30円。2019年4月以降に分配金を段階的に引き下げたものの、9月まで資金の流入傾向が続いていた。
(QUICK資産運用研究所=竹川睦)