野村アセットマネジメントが運用する「のむラップ・ファンド(普通型)」の純資産総額(残高)が初めて1000億円を突破した。11日の残高は1003億円。今年で運用実績10年を迎えた長寿ファンドだ。
同ファンドは国内外の株式、債券および不動産投資信託(REIT)に投資するバランス型。「のむラップ」シリーズは投資スタイルに合わせてリスク水準が異なる5本と、年間の目標分配率をそれぞれ定めた「目標払い出し型」の2本がある。「普通型」はシリーズで最も残高が大きく、国内外の株式とREITの投資比率を原則75%以内として運用している。10月末時点の最新月次レポートでは、国内株式15.7%、外国株式24.9%、世界REIT13.7%、国内債券13.0%、外国債券31.8%の資産配分だった。
11日時点の年初来リターン(分配金再投資ベース)は0.8%のプラス。同日時点までに年初から推計で108億円の資金が流入している。
(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)
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