アセットマネジメントOneが運用する「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)<愛称:未来の世界(ESG)>」が9日時点で新たな「1兆円ファンド」となった。9日の純資産総額(残高)は1兆48億円。今年1月14日に9000億円を突破してから1カ月足らずで1000億円積み増した。販売会社はみずほ証券、みずほ銀行、みずほ信託銀行の3社。
「未来の世界(ESG)」は世界の株式のうち、競争優位性や成長力、ESG(環境、社会、企業統治)への取り組みで優れた企業に投資する。9日時点の国内公募の追加型株式投資信託(ETF除く)のうち、今年1月26日に残高が1兆円を超えた「グローバル・プロスペクティブ・ファンド<愛称:イノベーティブ・フューチャー>」に次ぐ2番目の大きさ。
2020年12月末の月次レポートによると、投資国の7割超を米国が占め、組み入れ銘柄数は25。組み入れ1位は米アマゾン・ドットコム(AMZN)、2位は米ライドシェア大手のウーバーテクノロジーズ(UBER)、3位は米クレジットカード大手のマスターカード(MA)だった。
20年7月に歴代2位の当初設定額(3830億円)で新規設定した後も堅調な資金流入が続いており、年初から551億円(推計値)が集まっている。基準価額は設定来(20年7月20日以降)高値の1万2320円となった。