現在、ソブリン債の市場規模は約63兆ドルと推定され、41兆ドルとされる社債市場を圧倒している。だがそうした規模の大きさにもかかわらず、責任投資に取組む大手の投資家さえも自らが運用するソブリン債ポートフォリオのサステナビリティをめぐる取組みには二の足を踏んでいる。 カナダの年金基金であるケベック州投資信託銀行(Caisse de dépôt et placement du Québec、CDPQ)は、2017年に「投資の意思決定プロセスで気候変動をリスクと同じように扱うことを基本方針とする」と宣言し、新境地を開いた。だが、唯一の例外としてソブリン債をその対象から除外したのである。この分野のパイ...
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