【QUICK Money World 村田 菜々子】「資産運用は大事だけど、投資はなんだか怖いし、難しそう」——。投資の第一歩のハードルの高さが、「貯蓄から投資へ」が遅々として進まない日本の現状に大きく関わっていることは疑いがありません。QUICKは日本の金融市場に深くかかわる企業として、金融教育や投資初心者の皆さんに投資への正しい理解を広めています。10月27日には女性を中心に運営される金融コミュニティサイト「きんゆう女子。」とのコラボ企画第2弾として、兜町の新しいランドマーク「KABUTO ONE」にて資産育成カードゲーム「資産形成王(仮)」の試遊会を開催しました。
※(写真)イベントカードがゲームの行方を左右する
「ゲームをしながら、市場の動きとお金の運用の関係を学ぶ」という目的の今回のイベントに参加してくださったのは、金融や資産運用の勉強に興味がある女性8人。投資経験がなく知識を身に着けたいという人から株式投資をしている人まで、資産運用の経験はさまざまです。
参加者の皆さんに加えて「きんゆう女子。」編集部メンバー、QUICK社員も一部加わり、合計12名が3テーブルに分かれていざゲーム開始! 参加者は全員、3枚の「現金」カードを手札にゲームをはじめ、「現金」「株券」「投資信託」の3資産の配分を動かすことで効果的な資産育成を目指します。10ターンを終えた時点で、もっとも資産カードの合計枚数が多いプレーヤーが勝利となります。
このゲームの肝は各プレーヤーが手番の最後に引くイベントカード。「10倍株」「海外資金の流入」のように、株券などリスク資産を持つことで資産を大きく増やせるイベントもあれば、「ブラックマンデー」「金融引き締め」など手元のリスク資産が奪われる場合もあります。イベント次第でとるべき行動が変わるため、どんな資産形成で先の見えない未来に備えるかが問われました。
テーブルごとに辿ったシナリオは千差万別。最後の最後に「バブル崩壊」「ブラックマンデー」が立て続けに発生して資産がほとんど没収されてしまったテーブルもあれば、資産カードの山札が足りなくなるほど好況に沸いたテーブルもありました。
ゲーム終了後にはQUICKの担当者からカードの内容や資産運用に関する説明を行いました。ゲーム後半に威力を発揮する「複利」、手元に現金がないと痛手を被る「税金」など、資産の特性を生かしたカードの効果には納得の声が上がりました。参加者からは、「バランスよく資産を持つことの大事さが分かった」など、実際の資産運用に通じる経験ができたとの感想が出ました。
QUICKでは健全な金融市場の育成に向けて、今後もさまざまな取り組みにチャレンジしていきます。