【QUICK資産運用研究所 望月 瑞希】12月15日、神奈川県川崎市にある洗足学園中学高等学校の高校生約30名が、資産形成や金融工学について遊びながら学ぶ特別授業に参加しました。日経サイエンスが主催する高校生向け企業講義プログラムの一環で、株式会社QUICKが開発した資産形成をテーマにしたカードゲームを通じおカネの増える・減るを疑似体験。とっつきにくい「金融」をほんの少し体感してくれたようでした。
※資産が増減するイベントを研究しゲームの勝ち手を探る高校生たち(撮影は日経サイエンス、以下同)
講義は前半が「カードゲームで“投資”を知る」と題したカードゲームの実践、後半が「金融工学って何? 文系でもわかる経済数学論」をテーマに、座学スタイルで学ぶ2部構成でした。
第1部では、参加者はゲームの遊び方のレクチャー後、3、4人ずつに分かれてゲームを体験した後、QUICKの担当者からゲームに登場した「株式」や「投資信託」といった金融用語の説明や資産形成の必要性について説明を受けました。カードゲームは、手持ちの資産カードの増減で勝ち負けが決まるため、カードの枚数が増えたり減ったりする都度、喜びの声を挙げたり、落胆の声を挙げたりするなど、和やかな雰囲気で進行しました。
※QUICKの担当者が金融やマーケットの基本について解説
第2部は、カードゲームに登場した「ブラックマンデー」や「複利」といったキーワードを基に、QUICKのリサーチ本部に所属する専門家から金融工学についての講義がありました。難解なイメージをもつ金融工学を身近なものに感じてもらえるよう、担当者は平坦な表現を使って、金融工学のエッセンスを説明しました。参加者は熱心に資料を読むなど、第1部のゲームとは打って変わった様子で、講師の話に熱心に聞き入っていました。
※QUICKの担当者が金融工学について説明
生徒に参加の動機を聞いてみたところ、「もともと投資に興味があったから」「ゲームが楽しそうだったから」と話していました。カードゲームについては、「資産運用と聞くと大人がすることというイメージがあったので、ゲームとして遊んでみるとそれぞれの用語がどんな意味なのか、自分にとって利益なのかそうでないのかなど具体的にわかって楽しかった」といった声がありました。休憩中にもQUICK担当者は生徒から債券のデフォルトリスクについての質問を受けるなどして、今回の講義を通して、若い世代にも、資産形成や金融ついて関心を持ってもらえたようです。
今後もQUICKではこの資産形成カードゲームを通しておカネや経済のことを学びたい学生さんのもとへ駆けつけます!
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