【日経QUICKニュース(NQN)】山猫総合研究所の三浦瑠麗代表は14日、金融情報会社QUICKが開催した、データにもとづく政策立案・経営判断の重要性を話し合うセミナー、未来データ会議で講演した。QUICKが提供する人工知能(AI)による機械学習や社会科学の研究者グループ「CATs」が手掛ける予測について「データ販売の可能性と考えたときに、集めて寄せていき、適切な分析者が加わることによって価値を生み出すことになる」と説明した。
三浦氏らは、2020年に「感染症対策と経済対策の評価指標を定めて両者のバランスを模索すべきだ」との前提で分析を始めた。感染症の動向の分析にあたっては、政治学の知見に基づき人々の感情を分析対象とした。三浦氏は「感情を分析することは協力を促すうえでも必要」と指摘し、「合理的ではない人間の行動を織り込んだうえでどう分析・提言するかが課題だった」とも話した。
※未来データ会議に登壇した三浦代表
■自民・福田氏「データ整備で課題が見えてくる」
また同会議で自民党の福田達夫総務会長は基調講演で「(事業者や自治体などに)眠っているデータをしっかりと出してきて使える形に整えれば、この国はもっと何かしらの課題が見えてくるし、それに対する解決もシミュレーションの中でできる」とデータ活用の意義を説いた。
また、データに基づいた予測ができる人材やチームを生み出していくことについて「新しい日本の物事の解決の方法であり、今現在は国内総生産(GDP)の中に入っていない新しい付加価値を増やしていく手法だ」と語った。
※基調講演に臨む福田総務会長