【QUICK Money World 岩切 清司】資産形成を学ぶカードゲーム「資産形成王」が今回お呼ばれしたのは都内にある東京未来大学みらいフリースクールでした。5月25日に同校の小学校高学年から中学3年生までの約15名に資産形成王を使った「特別授業」を実施しました。カードゲーム好きの生徒さんが多く、大盛り上がりの授業となりました!
人気カードゲームさながらに
このゲームのルールはいたってシンプル。各プレイヤーが自分の手番で引く経済に関する「イベントカード」が起こすさまざまな波乱を乗り越えて、10ターンの間に最も多く資産を増やした人が勝者となります。
増やす対象となる資産は「株式」「投資信託」「現金」の3種類。例えば「株価上昇」のカードを引いたら、手元に株券カードを持っていた場合だとさらに株券を1枚獲得できます。また「バブル崩壊」のカードを引くと手元のカードのうち、参加者全員を対象に、株券を1枚・投資信託を3枚と現金を残して全部没収されるというイベントも発生します。資産形成を孫から祖父母まで一緒に遊んで学ぶをコンセプトにQUICKが開発した金融教育の教材です。
教室の中には卓球台があるなど自由な雰囲気を漂わせた校舎が印象的でした。幾人かの生徒さんの手元には今流行りの「ワンピース」のカードゲームの収納ボックスを発見。これなら資産形成王も楽しんでもらえるとの期待感も高まりました。
「資産を多く持つほど怖さを感じた」
各テーブルでは先生も交じってプレー開始。聞きなれない金融や資産形成の単語に最初はなかなかの見込めない様子でしたが、ターンを経ることに資産の増減に面白みが出てきたのか、各所で笑い声あり悲嘆の声あり、楽しんでくれている様子がよくわかりました。学年が混合していたので理解度に差が出てしまうかもしれないといった心配も杞憂に終わりました。
QUICKの特別授業の構成はおおざっぱにいうと「ゲーム→講義→ゲーム」の流れになっています。1回目のゲームで耳にした用語を次の講義で解説。多少なりとも理解が深まった状態で少しでも実践的に改めてゲームをしてもらいます。今回の講義パートは20分と従来よりも短めに設定。現金、株券、投資信託の資産カードがそれぞれどういう性格を持つものかを講義しました。
アンケートでは株券や投資信託という存在を初めて知ったとの声がいくつかありました。また「資産を多く持てば持つほど怖さを感じました。怖い気持ちの解決方法を教えてほしいと思いました」との声も。まさに大人の投資家も似たようなことを感じており、カードゲームでありながら資産運用の肝となる世界を体感した生徒さんがいたことも驚きでした。
「スクールで買ってください!」
今回ご依頼いただいた同校の久保知可子先生から翌日には早速お礼のメールをいただきました。
「皆さまがご帰宅された後も生徒たちから『楽しかった!』という言葉がたくさん飛び交っていました。カードをお返しすることを伝えると、『スクールで買ってください!』という生徒もおり心から楽しんで授業を受けていたのだなと実感いたしました。初回のお打ち合わせの際にも申しましたが『社会とのつながりを感じてほしい』『“お金”に関して学ぶ機会がほしい』という要望に見事にお応えいただき感謝いたします」(久保先生のメールより抜粋) |
少しでもご期待に応えられたのなら光栄です!これからも資産形成王は金融や資産形成の理解促進につながるよう貢献していきます!