【日経QUICKニュース(NQN) 佐藤梨紗】外国為替市場で円安・ドル高が続いている。円相場が日本政府・日銀が約24年ぶりに円買いの為替介入を始めた昨年9月の安値を割り込んだことで、市場では再び介入への警戒感が強まっている。介入の有無を巡る「チキンレース」は本格化しつつあるが、昨年9月の通貨当局の動きを振り返ると「実弾」が投入されるまでにはまだ時間がかかりそうだ。
17日の東京市場で円相場は一時1ドル=146円56銭近辺と2022年11月上旬以来およそ9カ月ぶりの安値をつけた。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長引くとの見方から米金利の先高観が強まり、日米の金利差拡大を見込ん...
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