【日経QUICKニュース(NQN) 三好理穂】国内債券市場で長期金利が水準を切り上げている。海外金利の上昇が勢いを増す中で日銀が早期の政策修正に動くとの思惑もくすぶり続け、指標となる新発10年物国債の利回りが約10年ぶりに0.8%台となった。日銀の買い入れ強化にもかかわらず、上昇を抑制する効果は限られ「念のための上限」(植田和男総裁)とする1%にじわり近づいている。
きょうから新発債となった10年372回債の利回りは4日、一時0.805%と前日から0.045%上昇(価格は下落)し2013年8月以来の高水準をつけた。午前は0.780%で推移していた長期金利が上昇幅を広げたのは、皮肉にも日...
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