ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズは、2024年1月に低コストのインデックス型(指数連動型)ファンドシリーズの運用を始める。同社が23年12月21日に提出した有価証券届出書で判明した。24年1月11日に自己資金で設定し、販売会社を順次増やしていく。
新規設定するのは、「SSGA インデックス・シリーズ・ライト」の7本。24年1月から始まる新しい少額投資非課税制度(NISA)の成長投資枠の対象とする方針だ。7本とも同じタイプの既存のインデックス型と比べて運用コストが低く抑えられている。
このうち「ステート・ストリートTOPIXインデックス・オープン」(ライト TOPIX)は、配当込み東証株価指数(TOPIX)に連動した運用成果を目指すインデックス型。運用コストにあたる信託報酬は年0.1078%(税込み)と、国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF、DC・ラップ専用を除く)のTOPIX連動型では最安水準となる。
「ステート・ストリート・グローバル株式インデックス・オープン」(ライト グローバル株式)の信託報酬は年0.0748%(同)。既存ファンドのうち、2030年12月31日まで信託報酬をゼロとしている「野村スリーゼロ先進国株式投信」を除けば、日本を除く先進国株式の値動きを示す「MSCIコクサイ・インデックス」に連動するファンドで最も安い。
今回設定する7本のうち3本は隔月分配型で、日本や海外の債券に投資する。このうち「ステート・ストリート・グローバル債券インデックス・オープン(隔月分配型)」(ライト グローバル債券隔月)の信託報酬は年0.0638%(同)。世界的な国債指数である「FTSE世界国債インデックス」に連動するタイプでは、ETFやラップ専用ファンドなどを含めても業界最低水準のコストとなる。
◇低コスト・インデックス・ファンド・シリーズ SSGA インデックス・シリーズ・ライトの新規設定について(12月21日)