【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇米国人の金利・配当収入が過去最大、個人消費に寄与
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は5日、米国人の金利・配当収入が過去最大に増えたと報じた。第1四半期(1~3月)の金利と配当の収入は季節調整済みの年率換算で3.7兆ドル(約577兆円)と、前年同期比で約7700億ドル増えたとしている。サービスと食料品の価格は上昇したが、消費者は支出を継続していると伝えた。
(https://www.wsj.com/economy/americans-have-more-investment-income-than-ever-before-84b7a6c6?mod=hp_lead_pos1)
◇バイデン米大統領、非公開の場で高齢化の症状
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は4日、非公開の場で81歳のバイデン米大統領の高齢化の症状が複数指摘されたと報じた。ウクライナ支援をめぐる議会指導者との会合で話の間が長く目をずっと閉じ、ジョンソン下院議長はエネルギー政策を意見交換する会合で大統領の記憶力に疑問を感じたとしている。ホワイトハウスは、バイデン大統領は執務遂行に適しているとしているが、高齢問題が再選を目指す選挙で主要な問題になると伝えた。
(https://www.wsj.com/politics/policy/joe-biden-age-election-2024-8ee15246?mod=hp_lead_pos7)
◇ESGファンドから資金流出、投資成績の低迷で
英フィナンシャル・タイムズ紙は5日、世界の投資家がESG(環境・社会・ガバナンス)株式ファンドから資金を引き揚げたと報じた。年初から400億ドル(約6兆2400億円)が引き出され、初の資金流出になったとしている。弱いパフォーマンス、相次ぐスキャンダル、米共和党の攻撃が影響したと伝えた。
(https://www.ft.com/content/cf9001ab-e326-4264-af5e-12b3fbb0ee7b)
◇物言う株主エリオット、ソフトバンクG株取得し自社株買い要求
英フィナンシャル・タイムズ紙は5日、米アクティビスト(物言う株主)のエリオット・マネジメントが20億ドル(約3100億円)超をソフトバンクグループ株に投資したと報じた。過去2、3カ月にわたり150億ドル(約2兆3400億円)の自社株買いをソフトバンクG幹部に働きかけているとしている。エリオットのソフトバンクG株取得は2度目で、過去に日本の東芝、大日本印刷、住友商事、三井不動産の株式を大量保有したと伝えた。
(https://www.ft.com/content/aae9554e-196c-45b6-9510-c2c3ae83e650)
◇ヘインズブランズ、「チャンピオン」を1870億円で売却
米CNBCは5日、米衣料大手ヘインズブランズが「チャンピオン」をオーセンティック・ブランズ・グループに12億ドル(約1870億円)で売却する契約に署名したと報じた。業績次第で追加支払いが発生し、取引額は15億ドル(約2340億円)に増える可能性があるとしている。ヘインズブランズは「チャンピオン」の売却検討を昨年9月に発表していたと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/06/05/hanesbrands-to-sell-champion-brand-to-authentic-brands-in-1point2-billion-deal.html)
◇ボーイングの宇宙船打ち上げやっと成功、宇宙飛行士2人搭乗
米ワシントン・ポスト紙は5日、米ボーイングの宇宙船「スターライナー」の打ち上げがやっと成功したと報じた。1カ月にわたり延期されたロッキード・マーチンとの共同事業で、NASA(米航空宇宙局)の宇宙飛行士2人が搭乗したとしている。6日に国際宇宙ステーションに到着する予定と伝えた。
(https://www.washingtonpost.com/technology/2024/06/05/boeing-starliner-launch-nasa/)