【日経QUICKニュース(NQN) 穂坂隆弘】金融市場で日銀の追加利上げ観測が揺れている。10月1日に就任した石破茂首相の金融政策を巡る発言に敏感に反応し、次々回である12月18~19日やその次の来年1月23~24日の金融政策決定会合における追加利上げの織り込み度合いは乱高下している。
その様子は日銀の政策金利でもある無担保コール翌日物金利(TONA)を変動金利とし、固定金利と交換するスワップ市場であるOIS(オーバーナイト・インデックス・スワップ)市場の動きから判断できる。金利の交換期間を12月会合から次の来年1月会合とする「金融政策決定会合間取引」のOIS金利が4日、0.2825%に...
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