7日に発表された10月のQUICK月次調査<株式>は、この夏から続く、株価の変動幅が大きい状況の中で行われました。日米の政治情勢や中東情勢の緊迫から不確実性が高まる中、市場関係者の様子見姿勢は一段と強まっています。
【様子見姿勢、強まる】 国内では石破政権が誕生し、衆議院選挙が近づき、米国ではいよいよ1カ月後に大統領選挙を迎えます。こうした中で、中東情勢では緊張感が高まっていることから、市場関係者の様子見姿勢が強まっています。「引き上げる合計:かなり引き上げる+やや引き上げる」vs「引き下げる合計:やや引き下げる+かなり引き下げる」の比率の推移を2024年5月調査から2024年10月調査の6カ月間で確認しました。(図表1)
図表1:国内株式の組み入れ比率についての当面のスタンス
この結果から、当面のスタンスを「引き上げる」は過去半年で最低となり、「引き下げる」も低水準に留まりました。現状維持はこの半年で最高の82%に達しています。
・中間決算発表を織り込みにいく
【セクター選別にも変化】 10月調査のセクター別投資スタンスの変化を確認しました。(図表2)自動車、公益のアンダーウエイトが続き、金融、電気・精密、消費のオーバーウエイトが示されています。今月下旬から中間決算発表が始まります。外部環境が不透明な中、業績で底堅い見込みの業種が選好されている印象です。為替、金利がレベルを変えてきた中、決算発表でその影響を見極める時間帯でもあります。
図表2:オーバーウエイトからアンダーウエイトを引いた数値を%表示
【ペンネーム:コモちゃん】
調査は10月1~3日にかけて実施し、債券市場関係者136人が回答した。
QUICK月次調査は、株式・債券・外国為替の各市場参加者を対象としたアンケート調査です。1994年の株式調査の開始以来、約30年にわたって毎月調査を実施しています。ご関心のある方はこちらからお問い合わせください。>>QUICKコーポレートサイトへ