日本投資顧問業協会が12日に発表した「契約資産状況」によると、投資家が金融機関に運用を一任する「ラップ口座」は2024年12月末時点の残高合計が21兆5323億円と過去最高を更新した。9月末から1兆2139億円増えた。販売の伸びが続いているうえ、24年末にかけては世界的な株高で資産の評価額が上昇したことも残高増加に寄与した。
会社別の残高(ファンドラップのみ)では、SMBC日興証券が9月末から5.9%(2683億円)増加の4兆8117億円で首位を維持した。2位は大和証券の4兆5188億円、3位は野村証券の4兆1632億円だった。
契約件数合計も176万4822件と過去最高を更新。9月末から2万8846件増加した。